扉にも、しっかりとした
風への備えを。

オーダーメイドで、風に強い扉をつくる。

Point1 /
建物の「立地」によって異なる風圧力と被害
扉やシャッター、
強風によって受ける影響は?

窓・サッシなどではJIS規格で定められた等級があり、製品それぞれの耐風圧性能を等級で評価することが可能ですが、シャッター・大型ドアといった開口部に使用される建具では耐風圧性能を等級で評価していません。なので多くの製品が風圧(Pa)の表記で耐風圧性能を示しています。
しかし、強度基準を満たしていても、建物に被害をもたらす可能性があります。一般的なシャッター(非耐風仕様)は、600Paを基準にして作られています。※1
強風が吹きやすい地域や立地、高い建物などは、上位ランクの規格があり、仕様条件に合った耐風圧性を有した製品が必要になります。
より強度のある構造、素材、形状など「耐風圧性能」をしっかりと判断し設置しましょう。

※1 ご使用の状況やシャッターサイズにより異なります。

風の影響を受けやすい場所 参考イメージ

  • 海沿い
    海沿い
  • 田園地域
    田園地域
  • 高台の住宅地で隣家などの風を遮る物がない
    高台の住宅地で隣家などの風を遮る物がない

Point 2 /
1,400Paの耐風圧性能のセミオーダー扉
扉の耐風圧性能と、
弊社基準について。

フルオーダーとセミオーダー、
お客様のニーズに合わせて
最適な扉をご提案します。

フルオーダーメイドでは、全国どこでも指定を受けた耐風圧強度を持たせた製品が設置可能です。(引き扉:W12m×H2.5mサイズで、約2万4500Paの耐風圧性の実績があります)
セミオーダーでは、製品が取付けられる地域の立地条件(基準風速や地表面粗度区分の情報(下記全国地図))および取付けられる場所の地上からの高さ、製品自体の幅と高さなど、様々な条件を判断し、弊社が算出した基準(下記風圧力算出値)による製品でコストを抑えての設置も可能です。

耐風圧性能とは

風速を基に圧力の計算式を使い風圧を算出します。
風圧の単位はPa (パスカル)で表し、この数値が大きいほど、耐風圧の性能が高いことになります。
ただし、建具の耐風圧性能は建物の形状やどこに建具が付くかを考慮し風圧をより明確に算出する必要があります。

基準風速に基づく全国の風圧力
セミオーダー対応可能

基準風速に基づく全国の風圧力 セミオーダー対応可能

基準風速に基づく全国の風圧力より算出

最大風速
(参考)
風圧力計算値
30m/s 約1,000Pa
32m/s 約1,200Pa
34m/s 約1,300Pa
36m/s以上 約1,900Pa
46m/s以上 約2,300Pa~

※風圧力計算値は建告1458号(屋根ふき材及び、
屋外に面する帳壁の風圧に対する構造耐力上の
安全性を確かめるための構造計算の基準を定める件)に
準拠して風圧力を算出。

1,400Paを基準にする事で
かなりの範囲をカバー可能

800Pa
一般的な風圧の地域
1,200Pa
風圧の強い地域
1,400Pa
セミオーダーの
耐風圧性能基準
2,000Pa以上
フルオーダーの
耐風圧性能基準
※仕様条件をお伺いし個別対応

Point 3 /
大型扉のプロ目線の、
風に強く価格も抑えたセミオーダー扉
大型扉のプロが作る、
風に強い扉。

セミオーダーでは
下記の仕様条件を想定しております。

セミオーダー基本仕様

  • ●風圧条件

    平均風速34m/sに対応、1400Pa 製品構成部材は平成12年建設省告示第1458号の適用除外部分※1での設置を前提とする。
    (全国全地域低減なし、但し建設省告示第1074号は適用しない。)

    ※1 適用除外部分・・・下記設置場所条件を指します。 ①高さ13m以下の建築物 ②高さ13mを超える建築物の構造耐力上、
    上部の影響を受けない13m以下の部分
    ③1階部分上記①②③の屋外に面する扉製品
    ※実環境下では建物の向き、形状等の条件により異なります。

  • ●付属品

    • ● 上下レール込み
    • ● 戸当り/片引き扉の場合:戸先・戸尻下部に各1個/両引き分けの場合:戸先(上部に1個)戸尻両端下部に各1個
    • ● 扉固定用丸落し(閉時)
  • ●扉仕様

    手動式2枚両引き分け扉または手動式1枚片引き扉のみ

  • ●有効開口幅

    W2000〜W8500mm × H5000mm〜7000mm

  • ●オプション対象品

    扉固定用丸落し(開時)

  • ●別途

    三方枠

    下レール排水

●仕様イメージ

仕様イメージ1
仕様イメージ2
仕様イメージ3

Point 4 /
台風が大型化。扉にも求められる「耐風圧性能」
近年多く発生する大型台風に、
扉で備える。

近年、大型化する台風により、各地で大規模な被害が多く発生。
これからも温暖化により日本近郊の海水温は年々上昇、台風など熱帯低気圧の強さが増す可能性も指摘されています。
もしもの時を想定し、多発する大型台風に備えるため、大切な建物をまもる扉を見直してみませんか?

近年発生した主な台風の最大風速

台風 都道府県 地点 観測地
m/s 風向 起日
令和2年
台風10号
長野県 野母崎 44.2 南東 2020年9月7日
令和元年
台風19号
東京都 羽田 34.8 南南東 2019年10月12日
平成30年
台風24号
鹿児島県 笠利 40.0 南南東 2018年9月30日
平成30年
台風21号
高知県 室戸岬 48.2 西 2018年9月4日
平成29年
台風21号
東京都 三宅坪田 35.5 南南西 2017年10月23日

出典:気象庁 災害をもたらした気象事例より

台風の強さの階級分け

階級 最大風速
強い 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
非常に強い 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
猛烈な 54m/s(105ノット)以上

出典:気象庁 台風の大きさと強さより

幅広い扉に対応できる
フルオーダー製品も合わせて、
お気軽にお問い合わせください。

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